【記憶のテクニック】勉強した事をすぐ忘れるのはなぜ?

【記憶のテクニック】勉強した事をすぐ忘れるのはなぜ?

前回の記事で「英語を得意にするなら単語からというお話をしました。

まだお読みでない方は是非、こちらを読んでからお戻りください。

とは言え、そんな簡単に暗記ができたら苦労しないですよね。

そこで今回は、私たち人間の「記憶」についてのお話をしていこうと思います。

メカニズムを知ろう

短期記憶と長期記憶

短期記憶

「テスト前に一夜漬けして無理やり暗記する…」みなさんそんな経験はありませんか?

でも一夜漬けで覚えた知識は、テストが終わるときれいさっぱり忘れてしまうと思います。これが短期記憶です。

人間の脳には「海馬」と呼ばれる器官があります。そこに記憶を一時的に貯めるのですが、その容量は限られておりすぐに流れてしまいます。これが短期記憶の仕組みです。

しかし、短期記憶だけでは十分とは言いにくいですよね。数か月後、数年後の受験を見据え、知識は長期的に記憶をしなくてはならない…。では、知識を長期的に記憶をするにはどうしたら良いのでしょうか。

長期記憶

記憶をつかさどる脳の器官には海馬の他に「側頭葉」と呼ばれるものがあり、これが長期記憶をする際に働いています。

海馬に一時的に保管された知識を側頭葉に移動させることで長期記憶になる

といった仕組みですが、側頭葉に移動させるための代表的な方法は「繰り返す」ことです。
何度も脳に刺激を与えることで、長期記憶へと結びついていきます。


エビングハウスの忘却曲線

これは人の記憶がどの程度長続きするかを表したグラフなのですが、覚えた瞬間を100%とすると、驚くべきことに1日後には約70%も忘れてしまうのです。
苦労して覚えても次の日にはほとんど忘れることが証明されているなんてショックですよね。


ここで最も大切なのが、「復習」です。

2度目の学習では、より簡単に記憶の割合を100%に持っていくことができる傾向にあります。
しかも、最初のときよりも忘れる速度が緩やかになり、記憶が長続きする。
そしてまた復習を繰り返すとさらに忘れにくくなり、長期記憶へと変化していきます。

口すっぱく「復習をしなさい!」と言ってくれる人は、かなり論理的に正しいと言えますね。

できれば優しく説明してあげてください(^^… 

睡眠と記憶の関係

睡眠と記憶には何かしらの関係がある、ということは何となく知っている人が多いのではないかと思います。

睡眠にはレム睡眠ノンレム睡眠があります。
簡単に言えば、レム睡眠が身体を休ませる睡眠で、ノンレム睡眠が脳を休ませる睡眠となります。

別の言い方をすると、レム睡眠が浅い眠りで、ノンレム睡眠が深い眠りです。(夢を見るのはレム睡眠のとき)

私たちの記憶は、この2種類の睡眠によって整理されます


特に勉強の記憶に関わるのがレム睡眠と言われているので、レム睡眠をしっかり取ることが重要です。

大まかな流れとして、1時間半を周期にノンレム睡眠とレム睡眠が繰り返されています。
よく「睡眠は1.5時間の倍数が良い」と聞きますが、これが理由ですね。


ただ睡眠全体を通してみると、睡眠の前半にノンレム睡眠が多く、後半にレム睡眠が多くなる傾向が多いようです。
つまり、1.5の倍数だから3時間でいいのかというとそうではなく、その場合は割合的にノンレム睡眠が多くなってしまうので、レム睡眠が短くなって記憶の定着は期待できません。


ですから、睡眠時間は6時間か7時間半が理想と言われています。

そもそも寝不足は気分も優れませんし、体調を崩す原因になるのでやめましょうね。

就寝環境を整えるのも大切

勉強において覚えておきたい、記憶にまつわるお話でした。

記憶することにもメカニズムがあるので、ただやみくもに詰め込みで勉強するのではなく、効率的に暗記できるように工夫してみましょう。

ちなみに睡眠で記憶が整理されるので、暗記物は寝る前の時間を計画的に使って勉強するのがおすすめです。

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